【甲斐犬と狩猟⑦】夜雲と谷歩き<4日目>

左が夜雲、右は百ちゃん。Emberk社が提唱する、ウルフネスという古代の遺伝子比率が多い2匹です

11月21日(金)、仕事を片付けて朝から夜雲と崖を下りて谷底へ。

夜雲は、自分が甲斐犬にはまるきっかけになった犬です。頭が良くて野性味が強く、でも子犬や牝には優しい。人にも優しい(飼い主以外には笑)。今年で9歳。でも、まだまだ元気だし猟欲も抜群です。

ただ、頭が良すぎるゆえに知っている場所だと「自分で帰れるし」と思うのか、一人で勝手に獲物を追いかけて行ってしまうことが…。それもあって、すぐ裏山という猟場に連れていくのはためらっていました。

9歳とは思えないほどむっきむき。でもやっぱり、顔とかシルエットが中年になってきたな~

意外に、呼び戻しがきいた

放してみると、すぐにすっ飛んで林道の奥へ消えたのですが、崖の下に折りながら笛を吹いたらすぐに方向転換して追いかけてきてくれました。

へ~、一応はついてきてくれるのか

意外に思いつつも、離れすぎたら呼び戻してを繰り返しながら崖を下りていきます。

谷底で鈴の音が聞こえなくなったので呼び戻しをしたときの動画↓

ヤマカガシがまだいる

※蛇が苦手な方注意!

ちなみに、この日は暑くて11月下旬だというのに気温が20℃以上。こういう日は獣はあまり動かないらしいです。寝てるところを見つけてくれるといいですが……

歩いていると、そこそこ大きなヤマカガシが逃げていきました。今では有名な話ですが、マムシより強い毒を持っている蛇です。でも大人しいから、基本的には逃げて行ってくれます。蛇もクマも、冬眠期間が短くなっていってる気がする。

年々、蛇が増えてるような…。亜熱帯化?

谷の反対側へ初めて行ってみた

うっそうとしたシダの下草と背の高い樹木。絶対この辺、イノシシいると思うんだけど

さて、崖を下りて、谷底をしばらく歩いても何の気配もありません。いつも同じ側の崖ばかりトラバースしているのですが、今日は反対側の崖を登ってみることにしました。

アライグマ…?アナグマ…?

相変わらずいろいろな動物の足跡があります。今日はあまり見かけない足跡も。これはアライグマだろうか、アナグマだろうか。

谷の反対側の崖はいつも自分が降りている崖に輪をかけてハードで、これ絶対、人来てないわ…という感じです。この猟場、基本的に他のハンターの気配がありません。(一回だけ少し古い足跡を見ましたが、単独猟か林業の人だと思われる)

穴場だ~!と喜んでいましたが、後日、穴場なんじゃなくてハードステージすぎて人が来てないんだということに気が付きました。その話はまた改めて。

砂採り場に出てしまった

写真を撮り忘れてしまったのですが、反対側を登って行った先が急に開けて、休耕田かな?と思ったら…古い砂採り場でした。壊れた重機が捨てられており、さらに先へ進むと現在進行形で砂採りをしている現場のようです。

いつも崖の反対側から遠目に望んでいたのですが、谷を越えると案外すぐでした。

人がこないし獣の気配も多い猟場ですが、範囲が狭いしほとんど崖なんだよなあ… でも、こういうもんなのかなあ…と思いつつ、この日は夜雲の呼び戻し訓練で終了。

出猟4日目もボウズです。焦るな焦るな。