【甲斐犬と狩猟④】サクラと初出猟<一日目>

11月15日、天総犬舎のある千葉県でも狩猟が解禁です。誰と行こうかなあ…と悩んだものの、一歳になったばかりのオスの朔狼(サクラ)が一番バランスがいい気がするので(そして素直…若いから(笑))、サクラくんを記念すべき最初の相棒として連れていきました。
諏訪大社の鹿食免・鹿食箸を頂きました

先日、エニェちゃんをお迎えに来てくれた長野在住のFご夫婦が、狩猟をするなら…と持ってきてくださったのが諏訪大社の「鹿食免(かじきめん)」と「鹿食箸(かじきばし)」。
狩猟は殺生。でも、諏訪大社からこちらの免罪符をいただいた人は生きるために鹿を食べることが許されるそうです。
夜明け後(この日は6:15)から狩猟ができるようになるのですが、それより早く林道に車を止めて山に免罪符とお酒をお供えしてからスタートすることにしました。
まずは慣れた林道で探索
今日は何度か一緒に来ていた猟場の奥にある谷へ行こうと思っていました。谷の前に林道があって、そこからもう獣の気配が濃厚。まずはフリーで様子を見てみます。
その時の様子がこちら。
サクラのおじいちゃんにあたる夜雲もそうなのですが、探索して、何もいなければ戻ってきて、また探索して…というのを教えてなくてもやってくれます。(夜雲は一人で帰れる場所だと戻ってきてくれないですが……悲)
問題は、獲物がいたときにちゃんと連携してくれるか。でも、それって、獲物を連れてきたら撃つよ!っていうのを見せないとだめだろうなあ。
位置確認用の熊鈴は1時間で壊れる……

猟師のSさんが、鈴ちゃんに(うちの犬舎出身の女の子)熊鈴をつけている、といっていたので位置確認と他の猟師さんの誤射防止のためにうちもつけてみていました。
が。
途中から音がしなくなったけど、落としたのかなと思ったら……器用に壊れていました。どうやったら舌(というらしい、中で揺れて音を出す部分)だけ取れるのさ。よほど何かに夢中になって激しく動いていたようです。
海外のドッグトラッカーが結構優秀

ドッグマーカーは高くて手が出ないので、海外の犬用GPSを付けてみていました。リアルタイムで動きが見えるのですが、これがまあまあ優秀です。ただ、山の中だと電波が届かなくて途切れることもしばしば…。
獲物とのエンカウントを知るというより、はぐれたときのお守りですね。でも、あるとすごく心強いです。
この日は足跡と糞だけ

早朝からお昼まで、2回に分けて歩きましたが、この日はたくさんの足跡と鹿の糞を見ただけでした。
あ、サクラがキジは出してました。撃てば彼が「出したら撃つのか!」と覚えてくれていたかも。
あまりに鹿やイノシシがとれなかったら、キジかコジュケイでもいいからとにかく何か獲らないとだめだろうなあ……自分も、サクラも。
ぶっちゃけ、キジとコジュケイにめちゃくちゃ興味があります。おいしそう。
初日の猟果はゼロ…でも、サクラはご機嫌
狩猟デビュー初日から獲れるとは思っていませんが、SさんからイノシシをとったというLINEがきてやっぱりうらやましいのでした。知り合いの猟師さんも初日に獲っていた模様。皆さん、さすがです。
しかし、サクラは終始ニコニコで、帰りも大物を見つけて咥えていました。
初日は弾を銃に入れる機会もなかったのですが、感想は……
めちゃくちゃ楽しかったです。
山の中を犬と歩いて動物の痕跡を探す。
ただそれだけが、なぜこんなに楽しいんだろうと思うくらい楽しかったです。
あと、Sさんに聞いたところでは千葉は動物の足跡が多すぎてアニマルトレッキング(足跡や痕跡から獲物を追うこと)は難しいそうです。でも、見ているとすごく想像ができるし、意外な場所で糞をしていて、罠を仕掛けるヒントになりそう。
しばらくは暇を見つけては山に入る予定です。


