犬の餌の食いつきが悪いとき5選
当犬舎の犬たちはおおむね食欲旺盛で、食べムラがあるのは露虎くらい。
その露虎もちょっと餌に工夫すると食べるようになるのであまり気にしていませんでしたが、当方から譲渡した仔犬や、見学に来る方、メールなどでも「犬が餌をあまり食べない」という話を伺います。
昨日見学にいらしていた方のご愛犬も、まだ半年くらいなのに餌を食べないとのことで心配されていました。
そこで、餌を食べさせたいときの当犬舎での方法5選をご紹介します。
①お湯や熱いミルクでふやかす(与えるときは人肌くらいにさます)
②かつおぶしを混ぜる(ちょっとふやかしてかつおだし風にするのもGOOD)
③無糖ヨーグルト(できるだけ生乳100%)を混ぜる
④納豆(たれなし、豆だけ。鰹節を混ぜてもよい)を混ぜる
⑤鶏ガラを煮込んだスープをかける。圧力鍋、もしくは2日以上煮込んで骨がやわらかくなったら骨と身も崩して一緒にかける。(与えるときは人肌くらいにさます)
番外編 エビオスを1日3~4粒与える。
うちの犬達の場合、①から⑤に向かって効果があがる感じです。⑤に至っては最強。鍋のふたを開けた瞬間からあちこちで犬がソワソワする気配が伝わってきます。
エビオスは、甲斐犬を50年以上飼っている大師匠から教えてもらいました。腸活すると犬も免疫が上がるし食欲もあがるそうです。熱中症で死にかけてた犬を引き取って、エビオスをあげてたらだんだん回復して餌を食べられるようになったとか。うちも夏場は定期的にあげています。
話は戻って、①~⑤のポイント、要は匂いと汁気なんだろうなと。日本犬って本来、自分で狩りをしているときも、狩猟で主人から獲物を分けてもらうときも、内臓を好んで食べていたらしい。当然、ドライフードみたいな乾燥したものはほとんど食べていなかったわけです。
ドライフードって、保存面とかコスパとか与えやすさなど人間の都合で開発されているので、栄養バランスは確かにとりやすいのですが、犬の本来の嗜好性からははずれているんだろうなと思います。人間が毎食、カロリーメイト的なものを食べてたらいいかっていうとそうじゃないですしね。飽きるし水分ほしくなりますよね。
あと、食いつきが悪いからといって気を付けないといけないのは日本犬って本来、粗食・雑食で何千年も生きてきた歴史があるので、肉ばっかりとか高級フードばっかりあげると内臓とか皮膚の病気になりやすいです。牛肉は人間が食べてるのをちょっとお裾分けとかはいいけど、ガチで犬にあげ続けてると多分病気になるのでは。
肉を与える時は、脂の少ない、馬・鹿・ラム・鶏 あたりがいいみたいです。あと、日本人の魚食文化につきあってきてるから魚もいいんじゃないかなと思います。塩分注意で。(自分が子供のころ、犬も干物とか味噌汁ごはん普通に食べてましたけどね……^^;)
ご参考までに。