DIYで防音の犬小屋を作ってみる⑤(最終回)
お待たせしました、防音犬小屋DIYシリーズ、いよいよ完結編です。
こちらも併せてご覧ください。
DIYで防音の犬小屋を作ってみる①
DIYで防音の犬小屋を作ってみる②
DIYで防音の犬小屋を作ってみる③
DIYで防音の犬小屋を作ってみる④
防音犬小屋の仕上げに、開閉できる分割式の屋根を乗せたら完成となる、予定でした。
こちらも合板に遮音シートサンダム、ロックウール(MGボード25)、有孔ボードを重ね、ロックウールがむき出しになる部分は防水テープで保護します。
よし、天井に梁を取り付けて乗せるぞ!!と思ったら、
蓋がかみ合わないことが発覚。
原因は、蓋の凸になる有孔ボード部分のサイズを、梁の幅を考えずにはめてしまったことかとorz
あと少しで痛恨のミスです。剥がすの超めんどくさい。
蓋をやり直すにしてもこの段階でほかに気になることはないかチェック。
採光がないのはよくないので、蓋1枚を直しがてらアクリルボードで天窓にすることにしました。あと、掃除のしやすさを考えてコンクリのままにしていた床ですが、やはり底上げして合板を敷いてやることに。
肝心の防音効果ですが、蓋が両方とも防音仕様だったときは中での鳴き声がかなり軽減されました。(明け方散歩にいけとうるさいつゆを入れて検証)ですが、片方がポリカだとやはりそこまで防音されないです。夜は両方防音の蓋にするとか、TPOで変更かな。
あと、期待していたものに「断熱効果」があります。ロックウールはもともとが断熱材。暑さ・寒さを緩和してくれるのではと思っていたのですが、やはりこの中は外が暑くても比較的ひんやりしており、犬にとって快適なようです。
改善点としては……
●重さ。重量ブロックの上にあげるのがほんと大変だった。一度作ったが最後、ほぼ移動できない感じ。合板をベースに、新法に対応できる広さで作りましたが、単独じゃなく3~4頭の犬小屋を置く小屋の壁や天井の施工にして、中にケージ置けばよかった。次回そういう施行で大きな小屋を作る予定です。
●天井の蓋。ポリカ単体では採光はいいけど防音が薄い。二重にする予定。
●壁の高さ。対象の犬が出てこないくらい高くしたけど、人間が上から仔犬を抱き上げたりするには高すぎた。(しかしこれが新法のサイズなんだよね……実用的ではないな)
総額……
●針葉樹合板12㎜×910㎜×1820㎜×5枚 5490円
●MG撥水ボード25㎜×605㎜×910㎜(ロックウール)16枚入り 16819円(使ったのは8枚なので実質8409円)
●遮音シートサンダム 5800円
●垂木(柱や梁に使用)36㎜×40㎜×1820㎜ 13本 1895円
●有孔ボード 5㎜×910㎜×1820㎜ 4枚 8756円
●ポリカ910㎜×910㎜×1枚 1485円
●防水・防音テープ 498円
●木材用両面テープ 328円
●スプレーのり 1480円
●防腐剤(水性ブラウン)2200円
●重量ブロック×8個(底上げに使用) 920円
●扉の蝶番 528円
●扉の把手 258円
合計 38,047円 ★工具・ホームセンターでの加工代は含まない
こんな感じでした。これから実際に出産~子育ての時に牝犬に使ってもらってみて、仔犬がうるさくなってきた時にどの程度の効果を発揮するのか、夏場の気温でも快適なのかなど検証はありますが、お試し防音ルームとしてはまあまあお手軽にできたのかなと思います。
作るのめんどい!という人にはこんなのもありました。でもやっぱり高くなるし、サイズが内寸で幅×奥行×高さ=631×470×500mmとのことなので、小柄な牝でギリギリ。新法だとそれでも合わないですね……。
これからは恐らく、ペットの騒音に対する対策についてもいっそう厳しくなってくると思います。特に成犬とちがって仔犬は鳴いて騒いでが当たり前。防音のキッズルーム(笑)、作ってみてはいかがでしょうか。