猟師のKさんと裏山案内

昨日、家で仕事をしていたら猟師のKさんから電話がありました。
同じ県内でも、当犬舎から車で1時間半ほどかかる場所にお住まいですが、週に1~2回は房総に来ているようです。いつも「今鴨川なんだけど!」と突然電話がかかってくるのですが、こちらが出かけていたり、逆にKさんの家がある近所の知り合いのところにいたりしてすれ違いが多いです。

昨日は家におり、「ちょっと暇になったんだけど寄ろうかなと思ってよ」というので、ぜひにと来舎頂きました。
こちらへ移住する少し前に紀州犬の取材をさせて頂き、以来、山行きに同行させて頂いたり日本犬仲間を紹介していただいたりとお世話になっています。

庭でコーヒーを飲みながら近況を話し合ったり、犬を見たりしながら過ごしたのち

「じゃ、山に行くか」というので、やはりそれが目的だな?と内心でニヤリとしながら、兼ねてから獣遭遇率が高いと話していた散歩コースの裏山へ案内しました。

最近、Kさんのフィールドである鴨川は獣がすっかり減っていて、猟の成果が芳しくないようです。その反面、うちの裏山は普通の犬の散歩でさえ猪や鹿に遭遇することがあり、獣道もそこかしこにあるので、猟師さん的には面白いだろうと思っていました。

お供は夜雲。一番獣に対する精度がいいので、何かいたら分かりやすいのです

結果、獣道を見ては「これは3日前に通ったあとだ」「これは親子の猪だ」「こりゃキョンだ」と、静かに興奮してました。
数年前に肺を悪くしてからあまり体調がよくないKさんですが、来期も元気だったら罠を仕掛けにきたいそうです。
ぜひ元気で、また来期の猟も見回りにお供させて頂きたいです。

肺が悪いらしく、ちょこちょこ休憩をしないとしんどいKさんと見守る夜雲。来期、元気で山にきてほしいです。